調味料検定の概要と合格率について
2016年3月に第1回試験が行われた調味料検定は出来たばかりの資格です。
特別な受験資格は必要ありません。料理に関する試験では珍しく、試験内容は実技試験なしの筆記試験のみで合格出来るシステムです。歴史の浅い資格ですが、主に主婦層に人気の高い資格です。
取得したからと言って、直接的に仕事に活かせるというわけではありません。あくまで料理が好きな人や主婦の趣味の範囲と言った方がいいでしょう。
調味料検定の難易度は初級レベルの通と、中級・上級レベルの名人があります。
通はテキストをしっかり学習すれば合格可能と言われていて、名人は学習だけではなく内容をしっかり理解しなければなりません。調味料の使い方だけではなく、文化や歴史と調味料の深い部分まで学ぶ必要があります。
そのため、料理だけが好きな人にとっては名人の方は難易度が高く感じられる場合もあります。受験料は通が4600円、名人が5700円、併願した場合は9000円と少々お得になっています。
調味料の知識は生きていく上で役に立ちます。
例え自分で料理をしなくても、コンビニのお弁当やカップラーメンなどに使われている調味料を理解することが出来れば、健康にも気を付けることが出来ます。過剰な塩分摂取をすれば血圧があがってしまい、むくみが生じて、体調を崩してしまうのと同じで、食材だけではなく調味料についての知識も健康には必要となります。
それが家族の料理を毎日作る主婦ならば、なおさら気を遣うでしょう。そういった時に、調味料の知識をしっかり得ていれば適切な使い方が出来るのです。
調味料検定は70%以上の正答率で合格とされています。まだ出来たばかりの資格のため、合格率の平均を出すのは少々難しいでしょう。
通の方であれば公式テキストをきちんと読み込んでおけば決して合格は難しくはありません。名人の方は歴史や文化なども関わってくるため、その分だけ難易度はあがっています。
特に名人の方は、料理が好きだからという理由で合格が出来るほど甘いものではないようです。
調味料について詳しく知れば、料理も楽しくなるでしょう。素材に合った調味料についても学べますので、主婦にとっては非常に実用的な資格です。逆に料理に興味がなかった人でも調味料を知ることで、料理への関心が高まる場合があります。
仕事面での活躍はまだ期待されていませんが、日常生活では活躍が期待出来る資格なので、取得を検討してみてはいかがでしょうか。